ウェブアクセシビリティのメリットとは？対応しなくてはならない5つの重要な理由
- カスタマーサポート
- 2023年11月27日
- 読了時間: 5分
そもそもウェブアクセシビリティとは何か？
ウェブアクセシビリティの基本的な定義と意義
ウェブアクセシビリティは、ウェブコンテンツやウェブサイトを、あらゆる人が利用しやすいようにするための考え方です。
例えば、目が見えない人は、そのまま何もせずにパソコンの画面を見てもウェブサイトを正しく認識することは難しいでしょう。
そういった障害者の方も、ウェブサイトを認識できる世界にするために、スクリーンリーダー（コンピュータの画面読み上げソフトウェアのこと）やキーボード操作、色覚者の異常配慮、適切なコントラストの確保など、多様なニーズに対応するための設計や開発手法を取り入れることが、ウェブアクセシビリティです。
誰にとってもアクセスしやすいウェブ環境の重要性
ウェブアクセシビリティの実践により、社会にいる幅広い層が情報やサービスを共有しやすくなり、新しいコミュニケーションやコミュニティへの参加が実現します。
世界中に障害を持って生まれてきた人は多数いるため、あらゆる人にとってウェブサイトを平等に見れることは非常に重要です。
もし、障害者だからウェブサイトを正しく見れないことがあれば、情報の入手が遅れてしまうなど困難を伴うでしょう。
このため、ウェブアクセシビリティは非常に重要なのです。
ビジネスへのウェブアクセシビリティの影響
ウェブアクセシビリティを無視してしまうと、ビジネスには様々な脅威が生じます。その中には以下のようなものがあります。
・市場の拡大の制限
・法のリスク
・ブランド性の低下
・SEOへの影響
・追加コストの圧迫
アクセシビリティを向上させることで得られるビジネス上のメリット
ユーザー拡大や市場の開拓ができる
障害者にまでパイを広げてサービスを拡充させることができます。これらは市場が大きくなることを意味するでしょう。
ウェブアクセシビリティを無視すると、障害を持つユーザーや年配のユーザーなど、大きな市場がなくなることになります。高齢化社会であることを踏まえると大きな損失です。
顧客満足度が大きく向上する
ウェブアクセシビリティに配慮することで、障害を持つユーザーや年配のユーザーなど、多様なユーザーグループがウェブサイトよりサービスを簡単に利用できるようになります。
これまでは利用できなかったサービスを利用できるようになることを含め、顧客満足度が向上します。
ウェブアクセシビリティの法的規制に対応できる
ウェブアクセシビリティに配慮することは非常に重要ですが、それ以前の問題として、法的な規制が始まります。
2024年6月にWebアクセシビリティが義務化されるのです。
障害者差別解消法の改正に伴い、遅くとも2024年6月4日までにはウェブアクセシビリティに配慮されたウェブサイト作りに対応しないといけない、という決まりになっています。
実際には改正法にアクセシビリティを義務化されていても罰則はないのですが、それでも、配慮しておくことは重要と言えるでしょう。
さらに、アクセシビリティの改善は後から行うと、開発や修正のコストが高くつく場合があります。
最初からアクセシビリティを考慮した設計や開発を行うことで、追加的なコストを削減できます。早めの対応がおすすめです。
SEO対策にもなる
ウェブアクセシビリティに配慮するサイトはSEO効果も高まります。
ウェブアクセシビリティはSEOのアルゴリズムにも関連しています。
SEOとはGoogleやYahoo!などの検索エンジンの上位に表示することです。
ウェブアクセシビリティに配慮されていないと、検索エンジンにすらヒットせず、なかなかウェブサイトのアクセスを増やせないでしょう。
アクセシビリティの低いウェブサイトは、検索エンジンのランキングで下位になる可能性があるということなのです。
ブランディングになる
ウェブアクセシビリティに富んでいないサイトは、ブランドイメージの低下の可能性があります。
あらゆる人の立場に立って考えることは企業が持つ基本のホスピタリティです。
アクセシビリティに配慮しないサイトや製品は、利用者に対して配慮が欠けていると見られる可能性があります。
それにより、企業のブランドイメージや信頼性が低下する可能性があります。
ウェブアクセシビリティに配慮することは企業の重要な責務である
以上を踏まえて、ウェブアクセシビリティに配慮することは企業として対応するべき責務なのです。
以下が、ウェブアクセシビリティを対応しなくてはならない5つの重要な理由だと言えるでしょう。
・ユーザー拡大や市場の開拓ができるから
・顧客満足度が大きく向上することができるから
・法的規制に対応しなくてはならないから
・SEO対策にもなるから
・ブランディングになるから
まとめ
ウェブアクセシビリティに配慮するメリットをお伝えしてきました。
ウェブアクセシビリティに配慮することは、法的な規制により、当たり前になってきていますが、ビジネスを拡大させるチャンスでもあります。
少しでも早く対応することで、企業イメージの向上になるだけでなく、ビジネス機会を得ることにもつながるでしょう。
ウェブアクセシビリティAIなら、スクリプトのインストールのみで即日ウェブアクセシビリティに配慮されたウェブサイトに早変わりさせることができます。