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ウェブアクセシビリティが義務化される!罰則やペナルティはある?今すぐすべきことを解説

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アクセシビリティ(Accessibility)は、ウェブサイトやアプリケーションが、高齢者や障がいを持つ方を含めたすべてのユーザーにとって利用しやすいように設計され、運用されることを指します。

 

アクセシビリティを実現することで、より広範なユーザーにサービスを提供し、社会的な包摂を促進することが期待されているのです。

 

ウェブアクセシビリティには、知覚面や操作面の適応性を高めたり、理解しやすい文章やコンテンツの階層化を取り入れたりすることで対応していきましょう。

■ウェブアクセシビリティの義務化に向けた動き

■ウェブアクセシビリティの義務化に向けた動き

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◇ウェブアクセシビリティが義務化される

2024年4月1日から、民間事業者にもウェブアクセシビリティが義務化されます。

これは、障がいの有無によって分け隔てられることのなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向けて制定された「障害者差別解消法」の改正法が施行されるためです。

 

「ウェブアクセシビリティ基準」に基づき、企業や公共機関に、ウェブサイトやアプリケーションのアクセシビリティ向上が求められます。

 

この動きは、障がい者への平等な機会提供を促進し、デジタル空間の包摂性向上を目指しています。

 

企業や開発者は法的要件をクリアするだけでなく、アクセシビリティを優先的に考慮し、多様な利用者層に対応する取り組みが求められます。

◇世界の動向と国内の最新状況

世界的な動向としては、アクセシビリティに関する国際的な基準として注目されているのが、Web Content Accessibility Guidelines(WCAG)です。

 

1999年に初めてWCAG1.0が勧告されて以来、徐々にアップデートされ、2012年にWCAG2.0がISO/ISCとして国際規格となっています。

 

2023年10月5日には最新版のWCAG2.2が勧告されました。

 

アメリカ、カナダ、EU加盟国、オーストラリアなどをはじめとする多くの国でWCAGが採用され、それに基づく規制が導入されています。

 

例えばカナダのオンタリオ州の法律では、従業員50名以上の企業に対してWebサイトにWCAG2.0のAAレベルを適合させることを求めていて、違反した場合には罰則が課されます。

 

日本国内では、2022年に厚生労働省が「ウェブアクセシビリティ基準」を発表し、2024年4月1日からの義務化に向けての布石が打たれました。

 

これにより、ウェブサイトやアプリケーションが一定のアクセシビリティ基準を満たすことが求められます。

■ウェブアクセシビリティの守り方

■ウェブアクセシビリティの守り方

どのようにして多様な利用者層に対応すれば良いのか、ウェブアクセシビリティを守るための対策をご紹介します。

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◇具体的なアクセシビリティ対策の方法

総務省では、「できるところから始めるウェブアクセシビリティ対策」として今すぐすべき7箇条を掲げています。

 

(その1)すべてのページに固有のタイトルを付ける

(その2)画像の代替テキストを提供する

(その3)半角カタカナや機種依存文字を使用しない

(その4)音声読み上げに配慮したテキスト表記

(その5)使いやすくわかりやすいリンクの提供

(その6)文字サイズを変更できるようにする

(その7)見出しなど適切な要素を用いて文書構造を規定する

 

出典:https://www.soumu.go.jp/soutsu/tokai/siensaku/accessibility/index.html

 

詳細を見てみましょう。

★その1 すべてのページに固有のタイトルを付ける

タイトルはページの概要を示す最も重要な情報です。

 

タイトルはブラウザのタイトルバーに表示されています。その他にも、お気に入り(ブックマーク)の登録名や検索サイトの結果表示に使われています。

 

視覚障害者の音声読み上げなどにおいて、タイトルはページの概要を示せるので非常に重要です。

*注意点*

①header要素内にtitle要素を用いてページタイトルを指定することが重要

例:<title>ウェブアクセシビリティについて </title>

②複数ページに同じタイトルをつけるとわかりにくいので避ける

③タイトルにサイト名を付ける

例:<title>ウェブアクセシビリティについて - ウェブアクセシビリティ解説サイト</title>

★その2 画像の代替テキストを提供する

画像に適切な代替テキストを提供し、視覚障がい者も情報を得られるようにすることが重要です。

 

対策方法としては、画像にalt属性による代替テキストを設定しましょう。

*注意点*

①説明の必要がない画像はalt属性を空欄にし、ページの見映えの為だけに配置した画像など意味がないものはユーザーにとって煩わしくならないようにする

★その3 半角カタカナや機種依存文字を使用しない

半角カタカナを使用するとブラウザ上で文字化けをおこす可能性がありますので、注意しましょう。

*代表的なNG文字*

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画像出典:https://www.soumu.go.jp/soutsu/tokai/siensaku/accessibility/L3_text1.html

(総務省ウェブアクセシビリティ公式ページ)

★その4 音声読み上げに配慮したテキスト表記

単語内にスペースや改行を入れないなど、読み上げられる前提でテキストを記載しましょう。

*読み上げられない記号の例*​

〇 ✖ ■ ▼ + = (^_-)-☆

★その5 使いやすくわかりやすいリンクの提供

リンクであることを認識しやすくしましょう。リンクのテキストにも配慮が必要です。

*良い例*

ウェブアクセシビリティの歴史についてのページ

*悪い例*
ウェブアクセシビリティの歴史はこちら

★その6 文字サイズを変更できるようにする

ユーザーによって読みやすい文字の大きさは様々であり、高齢者は文字が小さくて読みにくいことが多くあります。

*注意点*

 

①文字のサイズは、相対的な単位で指定する。(絶対的な単位で指定してしまうと、ブラウザによっては、ユーザー側で文字の大きさを変更することができないため)

★その7 見出しなど適切な要素を用いて文書構造を規定する

明瞭な言語を使用し、コンテンツを適切に階層化することも重要です。

 

どのような文書でも章などの見出しや、段落分けにより構成されていくでしょう。

 

HTMLでは、文書の構造に応じて、見出し(h1~6)、段落(p)などの要素でマークアップします。

 

HTMLに間違いなくマークアップしましょう。

*注意点*

 

①音声ブラウザのユーザーは、地図やグラフ、図表などの画像の理解ができないため、altタグへ代替テキストを記載する

◇WCAGガイドラインに基づいた実践が大事!

ウェブアクセシビリティを確保する鍵は、Web Content Accessibility Guidelines(WCAG)に従った実践です。
 

WCAGは包括的で明確な基準を提供し、障がいのあるユーザーにも優れたユーザーエクスペリエンスを提供するための指針を示しています。

 

WCAGに定められている4原則は以下の通りです。

 

*知覚可能(Perceivable)

*操作可能(Operable)

*理解可能(Understandable)
*堅牢(けんろう)性(Robust)

 

それぞれの詳細は以下の通りです。

  1. 知覚可能(Perceivable)...情報やユーザーインターフェース要素は、利用者が知覚できる方法で提示する

  2. 操作可能(Operable)...利用者がユーザーインターフェース要素やナビゲーションを操作できる

  3. 理解可能(Understandable)...情報やユーザーインターフェースの操作が理解可能である

  4. 堅牢(けんろう)性(Robust)...技術支援を含むさまざまなユーザーエージェントが解釈できるよう十分に堅牢である

※ユーザーインターフェースとは

利用者と製品やサービスとの接点のこと。
Webサイトの場合、レイアウトや画像、文字のフォント、メニューやボタンの操作性など、利用者が目にして操作するもの全てが含まれる。

■アクセシビリティを守らなかった場合の罰則

■アクセシビリティを守らなかった場合の罰則

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内閣府は改正法違反について、「この法律では、民間事業者などによる違反があった場合に、直ちに罰則を課すこととはしていません。」と発表しています。

ただし、同一の民間事業者が繰り返し差別的行為を行いその自主的改善が期待できない場合などには、大臣が民間事業者に対して報告を求めることができ、

 

この求めに対して虚偽の報告をしたり、報告を怠ったりした場合には罰則(20万円以下の過料)の対象になります。

 

現時点で、アクセシビリティを守らなかった場合の罰則は発表されていません。

 

罰則のあるなしやその重さに関わらず、しかし、アクセシビリティの欠如は、障がいを持つユーザーや高齢者などのWebサイトの快適な使用を制限してしまい、デジタル格差の拡大に繋がります。

 

また、社会全体がアクセシビリティ遵守に向けて動いている中で、守らない企業は社会的責任を担っていないと見なされて信頼性や企業イメージに悪い影響を与える可能性があります。

 

開発段階でアクセシビリティへの対応を怠って後から改修や修正が必要となった場合、追加で時間と費用が必要になることも考えられます。

 

はじめからアクセシビリティを重視した開発を行うことが、最も低コストであるかもしれません。

■ウェブアクセシビリティへの取り組みのメリット

■ウェブアクセシビリティへの取り組みのメリット

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*市場拡大、新規顧客獲得
アクセシビリティ対応により、障がいのあるユーザーや高齢者など、従来のサービスにアクセスしにくかった層にもサービス提供が可能になります。
これにより、新たな顧客層を獲得できます。
また、言語障壁があるユーザーや異なる文化を持つユーザーにも対応することで、グローバルな市場での進出が容易になります。

 

*顧客満足度の向上
直感的に理解できて操作しやすいコンテンツやページの軽量化、複数デバイス対応などは、健常者にとっても嬉しい機能です。
ストレスなく製品やサービスを利用できることで顧客の満足度が向上し、リピーター増加などの効果もあると考えられます。

 

*SEO対策
アクセシビリティ対応はウェブサイトの品質向上に寄与し、検索エンジンのアルゴリズムに好意的に評価されます。
結果として、検索エンジンランキングが向上し、検索結果からWebサイトを見つけてもらいやすくなります。
アクセシビリティを意識したウェブページは、タイトルや見出し、テキストなどが適切にマークアップされているため、検索エンジンがコンテンツを理解しやすくなります。


*ブランディングになる
アクセシビリティ対応は、社会的に意義が大きいものとして捉えられています。
このような社会的価値観を自社の製品に取り入れることは、社会的貢献性が高く顧客志向の企業であるというブランディングに繋がります。

■ウェブアクセシビリティへの今後の期待とは?

■ウェブアクセシビリティへの今後の期待とは?

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2024年4月1日からの義務化に従って、今後ウェブアクセシビリティは普及していくことが求められます。

 

多くの事業者は知識がない中でウェブアクセシビリティへの対応を進め、国内基準をクリアしなければなりません。

 

そのような中での正確で簡単な対応のために、ウェブアクセシビリティAIのツールを使用することがおすすめです。


おすすめポイントを紹介します。

 

https://www.webaccessibility-ai.org/

 

*国内外のあらゆるCMSで実装可能:Google Tag Manager、Word press、Wix、Shopify等

*追加料金なしの明瞭な料金設定:月額6,900円~(税抜)

*ユーザビリティの向上:誰にとってもストレスのないインターネット体験が提供可能

*開発不要の簡単実装:専門的な技術者でなくても簡単に実装可能

 

ウェブアクセシビリティAIを活用することで、人材的かつ時間的なコストを抑えつつ、多様な顧客層に自社の製品やサービスを届けることができるでしょう!

 

簡単にインストールできることが大きな特徴で、初学者でも安心して使用することができます。

 

気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

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